【ドルオタ】疲れた時には天使の笑顔を、の話。

最近新しい業務が続いているので、帰るころには毎日ぐったり。
正直、勉強も少しお休みしたい…(というか休んでいる…)

そんな時に私が観たくなるのは、アイドル動画です。
かわいこちゃん達(死語?)の情報を集め、天使の笑顔を眺めてグヘグヘ、にやにやするのがお決まり。

あ、気持ち悪いですかそうですか。

でもね。私はやめません。むしろ共感者を増やしたい。
ドルオタと名乗ると大抵鼻で笑われるわけですが、そんな人には「人生損してる」と伝えたい。

そんなわけで今回は、私が好きな女性アイドル動画から
疲れた時に観たくなる公式MV4選をご紹介します。

皆さんも、好みのコや歌を見つけてくれると嬉しいです。

海岸清掃男子 / HI-FIN

まず最初は、(近頃何かと話題の?)モー娘。などが在籍するハロー!プロジェクトから、
2013年発売とちょっと前の曲ですが今の推しメンに「落ちた」1曲をどうぞ。

HI-FIN『海岸清掃男子』(MV)

作詞:もりちよこ 作曲:加藤祐介 編曲:加藤裕介

個人的には、1:52頃石田亜佑美ちゃんの傾きの微笑みが好きです。
(自称)奇跡の横顔の彼女の笑顔に、ハートを撃ち抜かれました。
友達には分かってもらえなかったけど…

ちょっとオタク目線の話をすると、このユニットは
それぞれグループの外側で踊ることの多かった子達が集められているのです。

亜佑美ちゃんはダンスの腕前もあってHI-FINメンバーの中では比較的中心寄りにいる方ではありましたが、
テレビに出てもセンターの子にピントが合わせられていたりして
表情をしっかり映像に残してもらえないこともしばしばでした。
これは、ファンとしてもヤキモキします。

この動画では、そんな彼女たちにも珍しくちゃんとしたソロがあって*1
しかも、全員、最初から最後まで盛れてるのが見所です。

ところで、この曲の歌詞は、盲目オタクの私でさえ何万歩譲っても「何だコリャ苦笑」になる内容です。

「前からおまえにも(海辺で)
見せてやりたくてさ」(デートを)
(中略)
白いシャツ くるくる たくし上げ
「さぁ、おいで」と誘うアイツ
海岸清掃 凛々しい腕
空きカンを1個2個… 拾い出す
放っとけない タイプ
初めて知る やさしさ
恋をしそう… 今、アイツに

そりゃ、自ら奉仕活動するような彼氏なら本当にカッコよく見えるでしょうけど、
海辺でデートかと思ったらゴミ拾いが始まるなんて経験、一生に1度あるか無いかでしょう…

まして、目を輝かせて
トング片手にカッコいい!!
なんて口にする機会はあるでしょうか。いや、ない。笑

一見(一聴)してバカ真面目に懐かしの歌謡アイドル風の曲作りをしているように見えて、
こんな風に少しおふざけ?を載せて来るのが古き良きハロプロお家芸でした。

こういう所が好き嫌いを分ける所ではあると思うのですが、
現在は、ハロプロ全体のプロデューサーが変わったのでこういう傾向も少し減っています。

私自身は疲れた時ならバカバカしいのが観たくなるので
真面目に不真面目なこの曲が好きです。

タデ食う虫もLike it! / ANGERME

次は、同じくハロー!プロジェクトから最近の曲を。

アンジュルム『タデ食う虫もLike it!』(ANGERME [Every man to his taste. (Like it!)])(Promotion Edit)

作詞:前山田健一 作曲:前山田健一 編曲:鈴木俊介

TVやインタビューなどでANGERME(アンジュルム)の大ファンを公言する蒼井優さんのリクエストで、
主演ドラマ(TV東京)の主題歌にもなっています。

www.tv-tokyo.co.jp

歌詞は、全体的に「物好きで何が悪い!!」という内容です。
世間に叩かれるオタクの応援歌。このブログのテーマかな?笑

笑われてもいいんじゃない
芽生えしその愛 恥じるほうが恥さ
(中略)
人気ランキングの上の人
好きになる義務はありゃしない
自分のセンスに身を任せてんの
何が悪い?何が悪い?

音楽的には、リーダーの和田彩花ちゃん(あやちょ)がプラチナ期*2を目標にしているのもあって
最近オシャレ目な曲が増えている*3のですが、その中でも一線を画すというか、少し本格派というか。

ハロプロにしては珍しく直球勝負です。

オシャレ路線とはいえ、前述のつんく♂さんを始め敢えてハズすことが多くて
大抵「おっとっと…」とさせられるので、初めて聴いた時は逆の意味で「どうした⁉︎」と思いました。笑

この曲を書いたヒャダインこと前山田健一さん(蒼井さんと同じくハロヲタ)も
何度も何度も書き直させられたというコメント(oricon)があるので、
事務所としても方向転換を探っているのかなと感じます。

映像ではメンバーそれぞれが好きなものに囲まれて幸せそうにしてるシーンがあるんですが、
特に、野球グッズにまみれる竹内朱莉ちゃん(タケちゃん)が異彩を放ってて面白いです。
ダンスシーンも、みんなが階段や屋上で踊る中、タケちゃんだけはフォークリフトをバックに踊る

…なぜ?笑
こういうところが、この曲のフックなんでしょうかね。

あと、つい最近まで最年少だった笠原桃奈ちゃん(かっさー / 2:00頃の1番手前)の
大人っぽいスタイルと10代らしい素直な笑顔のギャップにも、惚れ惚れします…

感情電車 / 私立恵比寿中学

雰囲気を変えて、次はももクロの妹分であるエビ中のミディアムバラードです。

私立恵比寿中学 『感情電車』Music Video

作詞:田村歩美(たむらぱん) 作曲:田村歩美(たむらぱん) 編曲:田村歩美(たむらぱん

この曲が収録されたアルバムの発売直前、メンバーの松野莉奈さん(りななん)が亡くなりました。
一時期ワイドショーで話題になったので、もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかも知れません。

私自身、最近ファンになって後追いで調べているので所謂にわかヲタなんですが、
「アイドルって大変な仕事だなぁ」と、休憩室でぼんやりテレビを眺めていたことを覚えています。

私にとっては完全に他人事でしたが、当のメンバー達にすれば
ほぼ毎日会っていたような仲間がもう帰ってこないと知った時は、ショックだったろうなと思います。

映像では、りななんのエビ中メンバーでも旅行したい!という生前の夢を叶えようと、
メンバーたちでカメラマンを交代しながらビデオレターという形で言葉を贈る、という内容になっています。

ルートも定番と言えば定番ですが、ロマンスカーに乗ったり、大桶谷に行ったり、遊覧船に乗ったり、
りななんが箱根好きになったきっかけの家族旅行をなぞらえているそうです。

また、詞を提供した「たむらぱん」さんは、「事件」の前にこの曲を書いていたそうですが、
偶然とは思えないような、輪廻転生を思わせるメッセージが続いています。

わかぎたちさくのははるのはな
きらりとびかわしてなつのゆめ
せなかにおちゆくはあきのそら
てのひらにつつんだふゆのたね

りななんも生前この曲が大好きで、特に小林歌穂ちゃん(ぽーちゃん / サムネイルの子)が担当する
歌い出しが気に入っていたそうです。

好きだからこそ聞けない 儚い未来の在り処
咲いているあなたの肌に触れた時 泣いた 今が時かな

個人的にも、草原にそよぐ暖かい風のようなぽーちゃんの甘い歌声が、
少女の繊細な気持ちを表現する詞によく似合ってるなぁと思います。

悲しい背景はあるけれど、仲良しな"8人"の笑顔と歌詞、そしてそれぞれの歌声。
1曲で3度楽しめます。

かざみどり / 風男塾

最後に、こちらは男装グループです。つまり、中の人は女性です。
かつら…もとい衣装を脱ぐと、みんな普通のキレイなお姉さんです。

厳密にいえばこの動画は非公式だと思いますが(後述)、「女性アイドル」のMVとして
あわせてご紹介します。(情報が渋滞している…)

風男塾・かざみどりオリジナルMV

作詞:miyakei 作曲:DAICHI・Carlos Okabe・THE APPLE OF MY EYE 編曲:Shinobu Narita

トークでは一人称が「オレ」だったり、メンバーに「くん」付けだったり、女性ファン達が「ガチ恋」してたり。
文化的には私も付いていけないし、どうしてもイロモノに見える部分が大きいんですが、
それでも、女声の歌う男目線の曲には不思議な魅力があるなあと感じます。

ヅカヲタ(宝塚のファン)とよく例えられますが、個人的には
キャラソンとか声優さんの歌を聴いている人が近いのかな、と思います。

歌詞でも一人称オレだったり、(初期は特に)男臭い曲が多い風男塾にあって、
「君」と「僕」の世界で爽やかポップに書かれていて、恋愛的な要素も薄いので
男女どちらでも聴ける中性的な歌になっています。

君に向かって風と並んで 上昇中さ かざみどり
どんな時もずっと味方さ
そう君が見てる同じ未来きっと
どんな風向きだって隣に そう僕がいる

「何があっても僕は味方だよ」と、繰り返し繰り返し、優しく優しく、背中を押してくれます。
正直、疲れてるときに聴くと少し泣きそうになります。

世界は広い ちっぽけだなんて 時には思うけれど
僕は知ってるんだ 最高の笑顔で
君がまた 君を越えて行けるって事を

ここまで優しい人にリアルでお目に掛かる機会があるかは分かりませんが、
いつかこんな風に、前向きに支え合い、お互いを暖かく見守る関係を誰かと作れたらな*4、と妄想したりします。

そして、MVなので魅力はやっぱり映像。
ファンでなくても、メイキングやオフショット系の映像が好きでほっこりしたい女性にオススメします。
男装で投げキッスとかハート飛ばしとかあるので、映像は一応「女性向け」ということで。

アルバム曲なので本来MVは無いのですが、
メンバーの瀬斗光黄くんこと瀬口かなさんが自主的に(?)撮影・編集しています。
たしか「iPhoneiMovieで作ってる」って言ってたかな。

ロケやイベントの合間に撮った映像が多く盛り込まれてて、
ホームビデオ風になってたり、たまに疲れが見えたり笑、
シングル曲よりも自然な表情が沢山収められています。

好きなシーンは、歌い出し赤園虎次郎くん(虎南有香さん)のタップダンスと、
2:59頃の「君がまた 君を越えて行けるって事を」の一連の流れです。

まとめ

ここまで読んでくださったあなた!オタク話にお付き合いいただきありがとうございます。

話を削ろうとして読み返すほど、「あれも書きたい、これも書きたい」が抑えきれなくて
どんどん長くなるので今回はこの辺で終わりにしたいと思います。笑
好きなものをスマートに語るって難しいですね。

推しメンたちの魅力が、少しでも伝わってたら嬉しいです。

アイドルソングは隠れた良曲揃いと言われていますので、これからも勉強と推し事に邁進していきたいと思います。
いい曲があったら是非コメント欄などで教えてください。

それでは!

注釈

*1: 生田衣梨奈ちゃんえりぽん / モー娘。所属、↑のサムネイルでは左から2番目)には、『One Two Three』という曲で、メンバーで唯一ソロが2番の「る」一文字だけという悲しい自虐ネタがあるのです。
その代わり、運動量でモー娘。のフォーメーションを支えてるんですけどね。

参考までに公式のミニライブ映像を添えておきますので、良かったらご覧ください。最初に真ん中で踊っている紫の子がえりぽんです。

『One・Two・Three/The摩天楼ショー』発売記念イベント@サンシャインシティ

*2: 高橋愛ちゃんがリーダーだったころのモーニング娘。のこと。
具体的な時期は諸説ありますが、基本的には「『女に幸あれ』の発売」~「亀井絵里ちゃん、ジュンジュン、リンリンの卒業コンサート」の頃までを指します。

*3: ちょっと前の曲になりますが、この路線で言うと先輩グループ℃-uteの「つぎの角を曲がれ」や「愛ってもっと斬新」も好きです。

www.youtube.com
www.youtube.com

*4: そういう意味では、スキマスイッチの「月見ヶ丘(iTunes)」という曲もオススメです。
ただしこちらは、「かざみどり」よりもラブラブカップな世界の歌なので、体調と虫の居所によっては聴くのが辛いこともあります。笑
あらかじめご了承の上、浸ってください。