【今日は1日 #ハロプロ三昧】20年の積み重ねと自分の歴史に寄り添ってくれた音楽に思うこと

2019年のお盆、NHK FMで「三昧フェス」と称して
「今日は1日●●三昧」が連日放送された。

16日(金)は、「今日は1日"ハロプロ"三昧」。 www4.nhk.or.jp

ありがたや~。

仕事があったのでさすがにすべては聴けなかったけど、メンバーの裏話だったり、
最近関わっているクリエイター個人のこだわりだったり、かなり楽しかった。

20年の歴史。

この20年で「ハロプロ」として発表された曲は、2,500曲以上あるらしい。
これはたぶんバージョン違いとかも含めての数字だと思うけど、
今回流れたのは、そのうちの75曲。(セットリストはこちら

つまり、全ハロ曲のうち、たった3%しか触れていない。恐るべし…

一応すべて聴いたことがある曲だったけど、いつかまたやるとしたら
マニアックな選曲も聴いてみたい。
(また放送があるかどうかは置いておいて。)

そして、秘蔵(?)のつんくver.(仮歌)も何曲か解禁されて嬉しかった。

ライブ中の「大事なお知らせ」で流れた曲だけでなく
今回のためにMIXし直した曲もあるとかで、結構興奮のラインナップ。笑
普段はメンバーにもキーを変えてから渡していたようで(あやふや)、
ふくちゃん(譜久村聖モーニング娘。'19)も、
「原曲」を聴いて「やばいよ。」と何度も呟いていた。

梨沙ちゃん(山木梨沙カントリー・ガールズ)たちも言っていたけど、
「事務所様、有料で良いのでどうか配信してください…」

ところで、私が「オタクとして」ハロプロにハマったのは2013年頃。
これを「6年しか」と言うべきか「もう6年」と言うべきか迷うところだけど、
この期間にも語り切れないくらい好きな曲に出会った。

今回は、このラジオで流れた2曲について、「個人の感想」を少し書いてみる。
ただし、ちょっと暗い話もあるので、そういうのを好まない方は
このままここで閉じてください。

「HAPPY大作戦」は「ザ・大団円」で大好き。

いきなり大ラス曲の話だけど。笑

時間は戻らない
時間は戻らない
だから先に進もう

~中略~

そうだ もっと良い アイディア
いっぱい出し合って
切磋琢磨するしかない

恋も 仕事も 勉強も
全部100%(パー)手は抜かない
手は抜かない

月並みで、ともすれば鼻で笑って終わりな歌詞なんだけど、
「子どもたち(とお姉さん)」が歌っていたのもあって
押し付けがましさはあまり感じなかった。

「なんだかんだあったし、反省や後悔もしたっていいけど、
これからは未来のことも考えようね。」と寄り添ってくれて、
「いい?全力で行くよ?」と背中を押される。
(さらに遡るけど「元気ピカッピカッ!」も同じ理由で好き。)

Aメロで、メンバー全員手を繋いで1フレーズずつ順番に歌っていくのも
娘たちのお遊戯会を見守ってるような心地で良い。

アニメ映画のED曲のようなアレンジもコンサートの最後にピッタリ。
イントロのシンセが流れると、自然と「うおおぉぉぉ~!」と(心の中で)叫ぶ。
Aメロ、Bメロ、サビとハッキリ別れて展開も分かりやすい。

ちなみに、これは'13年1月発表の「Help me!!」のカップリング曲。

当時小中学生だらけだったから、プリキュアとかアンパンマンみたいな
「おこちゃま根明ソング」にも聞こえるんだけど、
当時のメンバーもまだ半分ほど残ってくれているのもあってか、
今でもたまに単独ライブのアンコールとかで使われている。

大好きなんだけどね、ちょっとね…

ただ、ちょうどこのカラフル期~15'あたりが「診断」に苦しんでいた時期だった。

その頃は、ショックと悔しさで毎晩毎晩泣いて、
「●にたい」だの「私は社会の役に立たない」だの、
SNSでボロクソ呟きまくって、家族や友人にも当たっていた。
(謝って許されることではないけど、本当にごめんなさい)

この曲だけじゃないけど、その頃よすがにしていた音楽が今回流れて、
封印したつもりだった当時の重苦しさを少し思い出してしまった。
(今も完全には回復してないけど、この頃よりはマシになった。はず。)

せっかくの楽しい番組で悲しさにはあまり浸りたくなかったので、
ハロプロ三昧の放送が終わったあとも夜中にハッシュタグを追いかけて、
少し満足したところで良い気持ちで寝ることにした。

「Be Alive」に救われる。

すると、翌日はタイミングよく(?)、Nintendo SwitchJOYSOUNDが無料開放していた。

あと、質問箱でも「十八番は?」っていうお題が。
「(最近は)辛夷の花です」っていう回答をしたら無性に歌いたくなって、
早速電源を入れた。

何曲か歌った後、軽い気持ちで「Be Aliveもいい曲だったなー」と入れてみた。

ただ、私はバラードがあまり好きじゃないので、
これは当時からあまり熱心に聴いてこなかった。

「世界中とか星を守るとか大げさだわ…」とか
「『有名は孤独の裏返し』ってのはメンバーの話なのかな。
(当時)そういう曲多いし。」くらいの感想。

でも、「その頃」がハロプロにハマりだした時期で、ハロオタとしては1番熱があった。
ひとりカラオケで思いつく限りのハロ曲を入れて歌いまくっていた。

順番でこの歌が始まったとき、画面に流れる歌詞を読んで
「こりゃまたつんく♂さんは良い励ましソングを作ってくれてるじゃないの…
なにこれ知らなかったわよ…」
と感心した(上から目線)。

君と共に
友と共に
夢と共に
汗と共に
いつか笑いの絶えない
自由な時代が
嫌なことなど吹き飛ばすさ
君を悲しくさせない時代

「君を悲しくさせない時代」っていうのがいい。

ドラマとかで、プロポーズの場面で「君を悲しませたりはしないから」みたいな
セリフがあるけど、そういうのは「また気障なことを…」としか思わない。

でも、つんくさんの
「いまは苦しくても、いつか『笑いの絶えない自由な時代』は来るよ。
それも、『君を悲しくさせない時代』だよ。」
っていう言い方に救われた。

誰かが幸せをもたらしてくれるとかではなくて、
「いま頑張ることが、いつか自分の未来につながるんだよ。」っていう。

「努力や忍耐が報われるとは限らない」なんて言葉もあるし、
自分の「病気」も完治は無いから、「何をやったってどうせ…」という
気持ちもあるけど、例えそうだとしても「救い」がほしくて。

今日を生きる
明日に繋ぐ
いつか争うことない
優しき時代が
この世界中 包み込むさ
君の笑顔が今を創る

まずは「今日を生きる」。
そして「自分が笑う」こと。
自分の今を大事にすることが「君を悲しくさせない時代」につながるんだ
っていうメッセージ。

つんくさんは基本メンバーに宛て書きをするらしいけど、
在籍メンバーが若かったお陰で、普段歌詞に鈍感な私にも強く響いてきたんだと思う。

笑顔の君は太陽さ。

そして、このちょっと後につんくさんに大病が見つかって、
同時期に発売された「笑顔の君は太陽さ」。

お子さんたちも幼稚園~小学生くらいで、Twitterやブログで
子どもたちへのメッセージをよく呟いていた気がする。
だから、この曲もどういう気持ちで書いていたのか、少し考えさせられる。

でも、教えは一貫していますね、つんくさん。

愛とか地球とか、いまだ私にはチンプンカンプンな世界観ばっかりだけど、
でっかい話をしながら突然こちらに語りかけてくる感じ。

大好きです。
これからも(つかず離れず)付いていきます。