「名医」との出会いのお話。

いい病院に出会えるかどうかは、運が大きい。
そして、いい先生に出会えるかどうかは、もっと難しい。

病と闘うのは最終的には自分なのだけど、
その先導者として、伴走者の1人として、お医者様の存在は大きいですよね。

誤解を恐れず言うと、わたしは「今までずっといい先生に恵まれているなあ」
と思っています。

今回は、そんな「医者選び」についてのお話です。

※これはアドバイスなどお悩み解決系の記事ではありません。
あらかじめご了承ください。

自分のこころとの付き合い方。

私は5年ほど前に双極性障害Ⅱ型と診断されました。

病気の内容については今回は割愛しますが、学生時代から
元気に暮らせたり、やっぱり動けなくなったり、を繰り返してきました。

そのせいで、周囲の人たちを振り回したり、傷つけたり。
自分がダメになるのはもとより、他人に悪影響を与えてしまっているのが、
本当につらいです。

これは脳内物質のせいらしいのですが、生活するには
そこを薬でコントロールする必要があります。
足りないものを補って、余分なものは抑制するのです。

でも、もっと大切なのは、自分の「こころ」との付き合い方だそうです。

「だそうです」というくらい、正直、30年生きていても
いまだに私には「自分のこころ」というものがよく分かりません。

ーーどんな時に嬉しくて、興奮するのか。どんな時に悲しいのか。ーー

そんな時に頼りになるのが、専門家。
私は、自分を知るためにクリニックに通っています。

良い先生とは。

今まで、(不本意ながら)引っ越しの関係で
いくつかクリニックを渡り歩いてきました。

そんな中で思ったのは、多少診察料が高かったり混んでいたりしてても、
ゆっくり話を聞いてくれて、しっかり記録を残してくれて、
疑問にも分かるまで教えてくれる方
がベストだと感じています。

当然、そこまでやっていただけるところは大抵とんでもなく混んでいますが。。。

特に私は、コミュニケーションにも障害があるらしく(ただいま検査中)、
そこに合わせて話をしていただける方を信頼しています。

ここまで書いて、やっぱり私は今のところ「いい先生」に恵まれてるなあ、
としみじみ思います。

巷では「患者を騙して『薬漬け』にしやがる!」なんて話をする人もいるけど、
それはきっと相性のいい先生に会えなかったんだろうな、と。

アドバイスを「いただく」ということ。

何かの宗教ではありませんが、診察を「してもらう」以上、
こちらの立場は上ではないと私は考えています。

だから、病院はお金を払ってアドバイスや治療を「していただく」ところ
というスタンスです。

疑問があればいったん自分で調べて、考えて、聞いてみる。
間違いがあれば素直に従う。
気になる症状は伝えておく。
自己判断する前に相談する。

そうやって「自分」に関する知識を共有して初めて、
お互いに「治療」に落とし込めるというか。

だから、「可能な限り少なくとも私は素直にいよう」と
心に唱えて診察室に入ります。
(唱えるだけでも心構えがだいぶ変わる気がするので笑)

先生ごとのスタンスや受け入れ態勢にもよるけど、
ここまでやれば、担当医はみな「名医」と感じられるかなと思います。

(「治る」かどうかは、寛解などまた別の話なので
いったん置いておいておきます…)

「医者」に加えて。

最近先生とも相談して、投薬も安定してきたので
今後はカウンセリングも追加していく予定です。
先立つ物に不安は大きいけど、今後のためには必要経費でしょう…

認知療法とか、本でもすこーし勉強してみたのですが、
やっぱり専門の方にお話を聞きたいです。(私あまり頭良くないし。。。)
これも、じぶんと向き合うために。

ダラダラ書いてしまっていますが、結局は当たり前のことをできるかどうか、
かもしれません。

私の中でも結論は全く出ていないのですが、「最良の明日」に向けて、
私もゆっくり考えていきます。

今日がこの先の未来より1番若いんだし
春 ビューティフル エブリデイ - つんく

ってつんくさんも言ってますから。

今回はこのへんで筆を置きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。